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4月6日 明暗の代表

 1896年の今日、アテネで記念すべき第1回オリンピック大会が開催された。なんと112年も前のことである。ところで男子柔道の60キロ級で、五輪4連覇を狙っていた野村忠宏(ミキハウス)が、5日に行われた全日本選抜体重別選手権の準決勝で敗れた。

 五輪4連覇を狙っている男でさえ『オレが代表になるやろ。普通にやれば勝てるやろ』と、勝負師として持ってはいけない感情を持ってしまったと言う。昨年5月に右ひざ前十字靱帯を断裂するなどアクシデントを克服し、代表の座は目前まで来ていた。五輪代表から漏れてしまった野村は、現役を引退するようだ。4連覇を見たかったのは、私だけではないだろう。

 一方、同じ五輪で3連覇を狙う女子柔道48キロ級の谷亮子(トヨタ自動車)は、体重別選手権の決勝で敗れたものの、これまでの実績が認められて「ママでも金」への挑戦権を獲得した。15歳の時から世界で戦ってきた「ヤワラちゃん」に、野村の分まで日本国民の期待が掛かる。

 アスリート達が代表の座を競い合っている北京五輪だが、聖火リレーがロンドン市内で行われた。2000人規模の厳重警備態勢の中で、リレーの妨害を試みる者が続出した。チベット暴動などを受け、中国に反発する人権団体などの抗議活動も行われ、騒然とした雰囲気に包まれたロンドンの映像が、世界中に流れた。

 世界で多くの人達が見る開会式に、欧米諸国の首脳がボイコットを表明しているが、たとえチベット暴動の抗議がエスカレートしても、アスリート達にまで事態が及ばない事を願うばかりだ・・・・

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